たゆたえども沈まず

悪夢のような2023年が終わり、2024年は凪の一年であってほしい。
美しい人への愛が過剰搭載された本 を読みふけりながら
泣き笑いしては絶賛現実逃避中の東京本社のTです。
しかし私は生きていかなきゃいけないので、人生ってしんどい。
先日読んだ小説にタイトルの言葉が出てきまして(パリ市の紋章にある標語だそう)
心の指標にしようと思った次第。

しんどいと言いつつ、新年早々面白いことがありました。
ラーメン餃子をキメたくなり、チェーンの某ラーメン屋に行ったときのこと。
一人なのに贅沢に2人掛けの席に案内してもらえました。
隣にはよく食べるサラリーマンと思しき男性が。
その日はおなかがすいていてチャーシュー麺と餃子一人前を平らげたものの、
ちょっと物足りず、珍しく餃子を追加注文をしました。
そしたら隣の男性が、非常に嫌味なく明るく朗らかに

「これよかったら使ってください。たくさん持ってるんです」

と一枚の紙を差し出してきました。
受け取るとそこには「追加注文の餃子無料」の文字が。

えええーーーー なにこれドラマみたい!
「あるんだ~実際!」と思わず小林賢太郎の声が脳内再生です。

ありがとう名も知らぬ方、おかげでおいしく餃子をいただけました。
恋が始まりそうなシチュエーション……ですがそんなことは一切なく、
見切り品の白菜半玉を買って帰宅しました。現実なんてそんなもん。

ささやかな幸せを積み重ねて今年も乗り越えていきたいと思います。

おまけ。愛媛に初上陸してきました。