江戸・東京・パナマ運河

堂々完結をまだまだ引きずっていく所存です。
どうも本郷事業所のYです。

先日、友人が屋形船を貸し切って舟遊びをするというのでお呼ばれしてきました。

が、朝から激しい雨。
雨脚は強くなるばかりで、どうなることかと思いきや
地下鉄の駅から出るといい感じに雨が上がってくれました。

両国駅付近の発着場から東京リバークルーズスタートです。
屋形船はオープンエアータイプ。
雨だと稼働式の屋根を閉めてしまうので、雨が上がって本当に良かった!

まずは隅田川を下って、小名木川に入ります。
小名木川は徳川家康が作らせた水路の一つです。
家康が江戸に移封された時に作り始めたそうですから、江戸時代以前からあるってことですね。

この小名木川ですが、閘門(こうもん:船のエレベーター)があることでも有名ですね。
隅田川よりの「扇橋閘門」と荒川よりの「荒川ロックゲート」です。
そのため「東京のプチパナマ運河」なんて言われています。

閘門に入ると後ろの水門が閉まります。
(前は最初から閉まっている)
前後の水門が完全に閉まると、水を入れたり、抜いたりして水位を調節するわけです。
この日の水位差は1.3メートルほど。
潮の満ち引きによっては最大3メートルほども差が出るんだとか。

ほんの数分で水位の調整が終わり、前の水門が開きました。
隅田川、荒川、小名木川に囲まれた「江東デルタ」と呼ばれる一帯は、
地下水のくみ上げによって地盤沈下した海抜0メートル地帯です。
小名木川もへこんでしまったために閘門があるんですね。

扇橋閘門、荒川ロックゲートを通過して荒川に出ました。
川幅が広い!
ここから河口付近まで下った後、夢の島付近で新砂水門を通り夢の島マリーナを通り
砂町運河、豊洲運河を経由して隅田川に戻ってきました。
隅田川を上って両国の発着場まで、しめて2時間のクルージング。
かなり充実した内容でした。

なんといっても閘門体験できたのが・・・!ほんと・・・!

興奮冷めやらぬ我々ですが、そのまま近くの獣肉料理店へ。
興奮しっぱなしの為「こうもんが!こうもんが!」とでかい声で話すものですから
端から見たらちょっとおかしな集団です。

此方のお店、江戸時代からある老舗ジビエ専門店だけあって、
牡丹(猪)鍋が今まで食べたこと無いレベルの美味しさでした。

大変いい一日でした。