風前の灯

年々夏が厳しくなりますね。
どうも東京本社のYです。

いつだったか、母が扇子を欲しがったのでプレゼントしたことがありましたが
今はその気持ちがよくわかりますね。

いや、今どきはハンディファンですかね?

私も数年前から扇子を持ち歩いていますが
ケースにも入れずにバッグの中に放り込んでいたからですかね
生地が擦り切れて「風前の灯火」状態に・・・。

今にもバリっと行きそうです。
もう少し耐久性のありそうなものを新調しようと思って見つけたのがこちら。

総竹扇といいまして、骨に紙や生地が貼ってあるものではなく
薄い竹の板をつないだものです。

扇はもともと木簡を束ねたものから始まったとされるので
オールドスタイルってことですかね。

これなら擦り切れることはないでしょう。
竹を繋ぐ糸もテグスなのでそう簡単には切れないし。
布張りのものに比べて少々重いですが、いい感じです。

前の扇子は生地を剥がして別の布を張ってみるのもいいですね。
昔、自分で織った絹の布があるのそれを使ってみようかな。